『新・人間革命』 開拓者の章 P295


ブラジルで新たに始めた野菜作りに失敗し、借金が膨らんでしまったと言う
壮年の質問に答える山本伸一


“この人は自分なりに一生懸命働いてきたにちがいない。
しかし、誰もが一生懸命なのだ。それだけで良しとしているところに
「甘さ」があることに気づいていない。”


伸一は 原因を徹底して究明し、成功した人の話を聞き、
失敗しないための十分な対策をたてることだと話す。


「真剣勝負の人には常に研究と工夫がある。それを怠れば成功はない。
 信心をしていれば、自分の畑だけ豊作になるなどと、思ったら大間違いです」

「仏法というのは最高の道理なんです。ゆえに信心の強情さは、人一倍、研究し
 工夫し、努力する姿となって現れなければならなりません。」


「その挑戦のエネルギーを湧き出させる源泉が真剣な唱題です。
 それも“誓願”の唱題でなければならない」

「“私は、このブラジルの広宣流布をしてまいります。そのために、仕事でも必ず見事な
 実証を示してまいります。どうか、最大の力を発揮できるようにしてください”
 という決意の唱題です。これが私たちの本来の祈りです。
 そのうえで、日々の自分のなすべき、具体的な目標を明確に定めて、
 一つ一つの成就を祈り、挑戦していくことです。その真剣な一念から知恵が沸き、
 創意工夫が生まれ、そこに成功があるんです。」


「『決意』と『祈り』、そして『努力』と『工夫』が揃ってこそ、
 人生の勝利があります。一攫千金を夢見て、一山当てようとしたり、
 うまい儲け話を期待するのは間違いです。
 それは、信心ではありません。」


『新・人間革命』 開拓者の章より抜粋
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『誓願』とは 自ら誓いをたてて、願っていくこと
棚ぼたを願うような祈りは 人間をダメにする宗教だ!
一生懸命やっているのに というのは 甘えだ。



太字は 『新・人間革命』 開拓者の章より抜粋