『新・人間革命』に学ぶ 番外編④ー2
「新・人間革命」につづられた名言をテーマごとに紹介
テーマ「団結」
妙法の 広布の旅は 遠けれど
共に 励まし 共どもに征かなん
ここには、師弟の、そして、同志の絆の大切さが歌われている。
広宣流布は一人立たねばできない。と同時に、互いに励ましあい、共に進もうという団結なくしては、広宣流布の広がりはない。戸田は、その大聖業を果たし行く創価学会という教団は、「創価学会仏」であると宣言した。
大聖人は仰せである。『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思いを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』
つまり、水魚の思いをもって、心を一つにして信心に励む時、生死一大事の血脈、すなわち、妙法の血脈が流れ通うのだ。ゆえに、「創価学会仏」たる根本条件は、広宣流布への異体同心の団結にある。
(第24巻「母の詩の章」p95~96)
テーマ「危機管理」
人間には、「慣れ」という感覚がある。今いる状況に慣れると、危険が進行していても“これまでも何もなかったから、これから先も大丈夫であろう”と、安易に思い込んでしまいがちである。いや、危険かどうかを考えることさえしなくなってしまうのだ。
いわば、感覚の麻痺であり、まさに油断である。危機管理とは、まず、自身の、その感覚を打ち破るところから始まるといえよう。
御書には、「賢人は安きに居て危きを歎き」と記されている。安全なところにいても、常に危険に備えているのが、賢い人間の生き方であるとのご指導だ。
ゆえに伸一は、火災をはじめ、さまざまな事故、事件が多発しがちな師走を前に、自分から率先して、本部周辺の建物の点検をしようと決めていたのである。
(第24巻「厳護の章」p102)
テーマ「魔との闘争」
「もし、行き詰まりを感じたならば、自分の弱い心に挑み、それを乗り越えて大信力を奮い起こしていく。(中略)
長い人生には、信心なんかやめて、遊んでいたいと思うこともあるでしょう。病気にかかってしまうこともあれば、家族の死に直面し、悲しみに沈むこともあるかもしれません。
それは、煩悩魔という行き詰まりとの“闘争”であり、病魔という行き詰まりとの“闘争”であり、死魔という行き詰まりとの“闘争”といえます。
それを唱題で乗り越え、絶対的な幸福境涯を開き、最高に意義ある人生を創造していくところに、仏法の最大の意味があります。
ゆえに、何か困難にぶつかったならば、行き詰まりとの”闘争”だ、
障魔との”闘争”だ、今が勝負であると決めて、自己の宿命と戦い、
勇敢に人生行路を開いていっていただきたいのであります」
(第2巻「練磨の章」p98~99)
太字は 聖教新聞 小説『新・人間革命』番外編④より 抜粋
「新・人間革命」につづられた名言をテーマごとに紹介
テーマ「団結」
妙法の 広布の旅は 遠けれど
共に 励まし 共どもに征かなん
ここには、師弟の、そして、同志の絆の大切さが歌われている。
広宣流布は一人立たねばできない。と同時に、互いに励ましあい、共に進もうという団結なくしては、広宣流布の広がりはない。戸田は、その大聖業を果たし行く創価学会という教団は、「創価学会仏」であると宣言した。
大聖人は仰せである。『総じて日蓮が弟子檀那等・自他彼此の心なく水魚の思いを成して異体同心にして南無妙法蓮華経と唱え奉る処を生死一大事の血脈とは云うなり』
つまり、水魚の思いをもって、心を一つにして信心に励む時、生死一大事の血脈、すなわち、妙法の血脈が流れ通うのだ。ゆえに、「創価学会仏」たる根本条件は、広宣流布への異体同心の団結にある。
(第24巻「母の詩の章」p95~96)
テーマ「危機管理」
人間には、「慣れ」という感覚がある。今いる状況に慣れると、危険が進行していても“これまでも何もなかったから、これから先も大丈夫であろう”と、安易に思い込んでしまいがちである。いや、危険かどうかを考えることさえしなくなってしまうのだ。
いわば、感覚の麻痺であり、まさに油断である。危機管理とは、まず、自身の、その感覚を打ち破るところから始まるといえよう。
御書には、「賢人は安きに居て危きを歎き」と記されている。安全なところにいても、常に危険に備えているのが、賢い人間の生き方であるとのご指導だ。
ゆえに伸一は、火災をはじめ、さまざまな事故、事件が多発しがちな師走を前に、自分から率先して、本部周辺の建物の点検をしようと決めていたのである。
(第24巻「厳護の章」p102)
テーマ「魔との闘争」
「もし、行き詰まりを感じたならば、自分の弱い心に挑み、それを乗り越えて大信力を奮い起こしていく。(中略)
長い人生には、信心なんかやめて、遊んでいたいと思うこともあるでしょう。病気にかかってしまうこともあれば、家族の死に直面し、悲しみに沈むこともあるかもしれません。
それは、煩悩魔という行き詰まりとの“闘争”であり、病魔という行き詰まりとの“闘争”であり、死魔という行き詰まりとの“闘争”といえます。
それを唱題で乗り越え、絶対的な幸福境涯を開き、最高に意義ある人生を創造していくところに、仏法の最大の意味があります。
ゆえに、何か困難にぶつかったならば、行き詰まりとの”闘争”だ、
障魔との”闘争”だ、今が勝負であると決めて、自己の宿命と戦い、
勇敢に人生行路を開いていっていただきたいのであります」
(第2巻「練磨の章」p98~99)
太字は 聖教新聞 小説『新・人間革命』番外編④より 抜粋