『新・人間革命』第10巻 桂冠の章 P292~
<桂冠の章 開始>
「創価大学設立審議会が発足」
山本伸一は、10月31日、ヨーロッパの訪問の旅から帰ると、直ちに、創価大学の設立の打ち合わせを開始、設立審議会を発足させたのである。これによって、創価大学・高校の設立へ、スタートが切られたのである。
伸一は、師の戸田から大学設立の構想を聞かされた折のことが、一日として頭から離れなかった。安価な学生食堂にしか行けないほど、戸田城聖の財政が逼迫していた、戦後の最も厳しい、“激浪の時代”である。しかし、戸田は泰然自若としていた。
「伸一、大学をつくろうな。創価大学だ」と言った。牧口先生が将来、創価教育学の学校を必ずつくろうと言われていたことを話した。伸一は、先師牧口の、そして、恩師、戸田の構想の実現に向かい、いよいよ第一歩を踏み出せたことがうれしかった。
1965年の11月、12月も山本伸一は、記念撮影を中心に、各地のメンバーの激励に、全力を注いでいた。
病に悩むメンバーに、「大聖人は、病の原因について、天台大師の『魔訶』を引かれて、こう述べられています。『一には四大順ならざる故に病む・二には飲食節ならざる故に病む・三には坐禅調わざる故に病む・四には鬼便りを得る・五には魔の所為・六には業の起こるが故に病む』」
病の起こる六の原因を、御書の御文に即して、詳細に説明していった。「病気を防ぐには、環境の変化に適応できるように、衣服などにも気をつけ、規則正しい生活、暴飲暴食を慎み、運動不足、睡眠不足にならないようにして病の原因を除き、予防のための知恵を働かせることが信心です。」
「医学の力を借り病の原因を除くことはできます。ただし、どんな病気でも、それを、どれだけ早く治せるかどうかは、生命力によります。その生命力の源泉こそ、信心なんです。また、同じ病気であっても、その根本原因が『魔』と『業』によるものである場合には、いかに医学の力を尽くしても、それだけでは治りません。御本尊への強い信心によって『魔』を打ち破り、『業』を転換していく以外にないんです。」
胃癌と診断されたという壮年に、「あなたは、“これほどまでに苦しまなければならないのか”と思っているかもしれませんが、私たちは、今世の謗法の罪はわかっても、過去世の罪はわかりません。過去世に、大謗法を犯し、深い宿業をもっているかもしれない。」
「本来、その宿業は少しずつしか出ないために、何世にもわたって、長い間、苦しまなければならない。しかし、信心に励むことによって、これまでの宿業が、一気に出てくる。そして、もっと重い苦しみを受けるところを、軽く受け、それで宿業を転換できる。『転重軽受』です。宿業による病苦を乗り越えるには、正法誹謗の罪を、御本尊に心からお詫びし、唱題することです。」
「自分の罪を心から悔いることができれば“こんな私でも、救っていただけるとは、なんと、ありがたいことだ”という、御本尊への感謝の思いが込み上げてくるはずです。御本尊への、深い感謝の一念が、大歓喜の心を呼び覚まします。そして、この大歓喜が大生命力となっていくんです。」
「唱題するにしても、ただ、漫然と祈っていたり、御本尊への疑いを心にいだいて祈っていたのでは、いつまでたっても、病魔を克服することはできません。大事なことは、必ず、病魔に打ち勝つぞという、強い強い決意の祈りです。そして、懺悔滅罪の祈りであり、罪障を消滅してくださる御本尊への深い深い感謝の祈りです。」
「さらに、重要なことは、自分は広宣流布のために生き抜くのだと、心を定めることです。そして、”広布のために、自在に働くことのできる体にしてください”と、祈り抜いていくんです。」
病の起こる原因について、大白蓮華 10月号の 池田先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」の32Pに書かれている。参考にしてください。
太字は 『新・人間革命』第10巻より 抜粋
伸一は、師の戸田から大学設立の構想を聞かされた折のことが、一日として頭から離れなかった。安価な学生食堂にしか行けないほど、戸田城聖の財政が逼迫していた、戦後の最も厳しい、“激浪の時代”である。しかし、戸田は泰然自若としていた。
「伸一、大学をつくろうな。創価大学だ」と言った。牧口先生が将来、創価教育学の学校を必ずつくろうと言われていたことを話した。伸一は、先師牧口の、そして、恩師、戸田の構想の実現に向かい、いよいよ第一歩を踏み出せたことがうれしかった。
1965年の11月、12月も山本伸一は、記念撮影を中心に、各地のメンバーの激励に、全力を注いでいた。
病に悩むメンバーに、「大聖人は、病の原因について、天台大師の『魔訶』を引かれて、こう述べられています。『一には四大順ならざる故に病む・二には飲食節ならざる故に病む・三には坐禅調わざる故に病む・四には鬼便りを得る・五には魔の所為・六には業の起こるが故に病む』」
病の起こる六の原因を、御書の御文に即して、詳細に説明していった。「病気を防ぐには、環境の変化に適応できるように、衣服などにも気をつけ、規則正しい生活、暴飲暴食を慎み、運動不足、睡眠不足にならないようにして病の原因を除き、予防のための知恵を働かせることが信心です。」
「医学の力を借り病の原因を除くことはできます。ただし、どんな病気でも、それを、どれだけ早く治せるかどうかは、生命力によります。その生命力の源泉こそ、信心なんです。また、同じ病気であっても、その根本原因が『魔』と『業』によるものである場合には、いかに医学の力を尽くしても、それだけでは治りません。御本尊への強い信心によって『魔』を打ち破り、『業』を転換していく以外にないんです。」
胃癌と診断されたという壮年に、「あなたは、“これほどまでに苦しまなければならないのか”と思っているかもしれませんが、私たちは、今世の謗法の罪はわかっても、過去世の罪はわかりません。過去世に、大謗法を犯し、深い宿業をもっているかもしれない。」
「本来、その宿業は少しずつしか出ないために、何世にもわたって、長い間、苦しまなければならない。しかし、信心に励むことによって、これまでの宿業が、一気に出てくる。そして、もっと重い苦しみを受けるところを、軽く受け、それで宿業を転換できる。『転重軽受』です。宿業による病苦を乗り越えるには、正法誹謗の罪を、御本尊に心からお詫びし、唱題することです。」
「自分の罪を心から悔いることができれば“こんな私でも、救っていただけるとは、なんと、ありがたいことだ”という、御本尊への感謝の思いが込み上げてくるはずです。御本尊への、深い感謝の一念が、大歓喜の心を呼び覚まします。そして、この大歓喜が大生命力となっていくんです。」
「唱題するにしても、ただ、漫然と祈っていたり、御本尊への疑いを心にいだいて祈っていたのでは、いつまでたっても、病魔を克服することはできません。大事なことは、必ず、病魔に打ち勝つぞという、強い強い決意の祈りです。そして、懺悔滅罪の祈りであり、罪障を消滅してくださる御本尊への深い深い感謝の祈りです。」
「さらに、重要なことは、自分は広宣流布のために生き抜くのだと、心を定めることです。そして、”広布のために、自在に働くことのできる体にしてください”と、祈り抜いていくんです。」
病の起こる原因について、大白蓮華 10月号の 池田先生の講義「世界を照らす太陽の仏法」の32Pに書かれている。参考にしてください。
太字は 『新・人間革命』第10巻より 抜粋
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