『新・人間革命』第2巻 「先駆」の章 p36
幹部会で伸一は戸田城聖の仕事が暗礁に乗り上げた時、
戸田先生に世話になりながら、「戸田から離れろ」と言った二人の幹部と
「今こそ戸田先生を守り切って信心で立て」と言った
一人の幹部のその後を対比して指導した。
「人間の真価は、いざという時にすべて現れる。
学会が難を受け、避難と中傷の集中砲火を浴びたときに、
いかに行動するかが、いっさいの分かれ目です。
難こそ自身の成長のチャンスであり、大飛躍の時です。
ゆえに、ひとたび難があったならば、それを喜びとし、
また、誇りとして、敢然と戦う師子王の如き皆さんであっていただきたい。」
伸一が、敢えて難に触れたのは、学会の未来に競い起こるであろう法難を、
ひしひしと感じていたからである。
・・・その時に一人たりとも脱落させてはならないとの、強い願いを込めての
指導であった。
しかし、単なる彼の追憶談として、話を聞いていた人もあった。
「では、いざという時に頑張れば、普段はどうでもよいかというと、
そうではありません。常日頃からいい加減な信心の人が、大変な時に
戦えるわけがありません。
大切なのは 今です。
永遠といっても、一瞬一瞬の連続です。
今、戦わずして いったい何年後に戦おうと言うのですか。
ゆえに、この一瞬を、そして、今日という一日を、最善を尽くして戦い、
悔いなき人生の、1ページ1ページを開いていってください。」
第三代の 会長就任から、わずか2か月間のうちに、
山本伸一の行動は、ほぼ日本全国に及んだ。
太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋
幹部会で伸一は戸田城聖の仕事が暗礁に乗り上げた時、
戸田先生に世話になりながら、「戸田から離れろ」と言った二人の幹部と
「今こそ戸田先生を守り切って信心で立て」と言った
一人の幹部のその後を対比して指導した。
「人間の真価は、いざという時にすべて現れる。
学会が難を受け、避難と中傷の集中砲火を浴びたときに、
いかに行動するかが、いっさいの分かれ目です。
難こそ自身の成長のチャンスであり、大飛躍の時です。
ゆえに、ひとたび難があったならば、それを喜びとし、
また、誇りとして、敢然と戦う師子王の如き皆さんであっていただきたい。」
伸一が、敢えて難に触れたのは、学会の未来に競い起こるであろう法難を、
ひしひしと感じていたからである。
・・・その時に一人たりとも脱落させてはならないとの、強い願いを込めての
指導であった。
しかし、単なる彼の追憶談として、話を聞いていた人もあった。
「では、いざという時に頑張れば、普段はどうでもよいかというと、
そうではありません。常日頃からいい加減な信心の人が、大変な時に
戦えるわけがありません。
大切なのは 今です。
永遠といっても、一瞬一瞬の連続です。
今、戦わずして いったい何年後に戦おうと言うのですか。
ゆえに、この一瞬を、そして、今日という一日を、最善を尽くして戦い、
悔いなき人生の、1ページ1ページを開いていってください。」
第三代の 会長就任から、わずか2か月間のうちに、
山本伸一の行動は、ほぼ日本全国に及んだ。
太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋