『新・人間革命』第8巻 布陣の章 P29~
伸一は、戸田城聖の七回忌までの活動の打ち合わせを行った。各組織の検討が 始まると理事たちが、組織のことを評価するのを聞き、厳しい口調で言った。
「最高幹部でありながら、自らは何もせず、野球でも観戦するかのように、どこの支部が強いとか、弱いと言っているのは、低級な評論家ではないですか。」
「自分は苦労もしないで、高みから見下ろし、あれこれ言うのは、官僚主義に毒されている。自分では気づかなくとも、堕落が始まっているんです。私は、そういう幹部とは、徹底して戦ってきましたが、これからも、断固戦います」
戸田先生の七回忌への総仕上げにあたり、全幹部が学会精神に、草創の心に立ち返れと話す。
戸田城聖が、逝去された年に、最近は指導の成果が出ていないようだと語り、それは会員のせいではなく、根本となる幹部の信心の問題であり、幹部に成長がないことが、その原因であると指摘。
しかも、そのあとで、『学会の発展のためには、まず会長である私自身が、しっかりしなければならん。私自身が自分を教育し、磨いていかねばならんと思っている』と言われたと話す。
「戸田先生は、ご自身の、また、幹部の”自己教育”ということを、叫ばれた。これは、先生の遺言です。常に“自己教育”していける人でなければ、本当の幹部とはいえません。」
「学会のいっさいは、私の責任であり、私の問題であるからです。その強い自覚があるがゆえに、私は、評論家のような、傍観者のような、無責任な発言は絶対にできないんです。」
「皆さんも、・・・私と同じ決意に立っていただきたい。そうでなければ、何人、理事が増えようが、広宣流布の力にはなりません。かえって足手まといになるだけです。」
伸一は、陰で広宣流布を支える人びとを、草の根を分けるように探し出し、励ましのためのさまざまな手を打っていった。
組織のリーダーとして、縦横無尽に活動の指揮をとっている人を見ると、その人を陰で支えているのは
誰かを、常に考えてきた。
メンバーが勇んで活動できるように、地道に家庭指導に歩き、悩みを聞き、豊富な人生経験を生かしながら、きめ細かな激励を重ねる“指導の達人”もいる。また、幹部として活動に励む嫁などに代わって、孫の面倒や家事を引き受け、しっかりと家を守ってくれているお年寄りも多い。
仏法は平等である。広宣流布のために尽力していくならば、誰も称賛してくれることはなくとも、御本仏が必ずご称賛くださる。また、それはすべて、偉大なる功徳、福運となって、自身を荘厳していくことは間違いない。
「おとしよりの集い」に参加した伸一は強い確信を込めて語った。「若くても、老いている人もいる。年は老いても若い人もいる。人間の若さの最大の要因は、常に向上の心を忘れない、柔軟な精神にあるといえます。また、人間の幸福は、人生の晩年を、いかに生きたかによって決まるといえます。」
「どんなに栄光に輝き、幸福であったとしても、晩年が不幸であり、愚痴と恨みばかりの日々であれば、これほど悲惨なものはありません。」
伸一は、戸田城聖の七回忌までの活動の打ち合わせを行った。各組織の検討が 始まると理事たちが、組織のことを評価するのを聞き、厳しい口調で言った。
「最高幹部でありながら、自らは何もせず、野球でも観戦するかのように、どこの支部が強いとか、弱いと言っているのは、低級な評論家ではないですか。」
「自分は苦労もしないで、高みから見下ろし、あれこれ言うのは、官僚主義に毒されている。自分では気づかなくとも、堕落が始まっているんです。私は、そういう幹部とは、徹底して戦ってきましたが、これからも、断固戦います」
戸田先生の七回忌への総仕上げにあたり、全幹部が学会精神に、草創の心に立ち返れと話す。
戸田城聖が、逝去された年に、最近は指導の成果が出ていないようだと語り、それは会員のせいではなく、根本となる幹部の信心の問題であり、幹部に成長がないことが、その原因であると指摘。
しかも、そのあとで、『学会の発展のためには、まず会長である私自身が、しっかりしなければならん。私自身が自分を教育し、磨いていかねばならんと思っている』と言われたと話す。
「戸田先生は、ご自身の、また、幹部の”自己教育”ということを、叫ばれた。これは、先生の遺言です。常に“自己教育”していける人でなければ、本当の幹部とはいえません。」
「学会のいっさいは、私の責任であり、私の問題であるからです。その強い自覚があるがゆえに、私は、評論家のような、傍観者のような、無責任な発言は絶対にできないんです。」
「皆さんも、・・・私と同じ決意に立っていただきたい。そうでなければ、何人、理事が増えようが、広宣流布の力にはなりません。かえって足手まといになるだけです。」
伸一は、陰で広宣流布を支える人びとを、草の根を分けるように探し出し、励ましのためのさまざまな手を打っていった。
組織のリーダーとして、縦横無尽に活動の指揮をとっている人を見ると、その人を陰で支えているのは
誰かを、常に考えてきた。
メンバーが勇んで活動できるように、地道に家庭指導に歩き、悩みを聞き、豊富な人生経験を生かしながら、きめ細かな激励を重ねる“指導の達人”もいる。また、幹部として活動に励む嫁などに代わって、孫の面倒や家事を引き受け、しっかりと家を守ってくれているお年寄りも多い。
仏法は平等である。広宣流布のために尽力していくならば、誰も称賛してくれることはなくとも、御本仏が必ずご称賛くださる。また、それはすべて、偉大なる功徳、福運となって、自身を荘厳していくことは間違いない。
「おとしよりの集い」に参加した伸一は強い確信を込めて語った。「若くても、老いている人もいる。年は老いても若い人もいる。人間の若さの最大の要因は、常に向上の心を忘れない、柔軟な精神にあるといえます。また、人間の幸福は、人生の晩年を、いかに生きたかによって決まるといえます。」
「どんなに栄光に輝き、幸福であったとしても、晩年が不幸であり、愚痴と恨みばかりの日々であれば、これほど悲惨なものはありません。」
「信心をしてこられた、人生の大先輩である皆様が、お元気で、はつらつと、希望に燃え、悠々と日々を送られていること自体が、仏法が真実である最大の証明であります。」
言葉は、光である。たった一言が、人間の心に、希望の光を送ることもある。彼は、命を振り絞るようにして、“励ましの言葉”“称賛の言葉”“勇気の言葉”を紡ぎだし、参加者に語りかけた。
この5月24日、アメリカでは、学会の組織が、海外初の法人格として正式に認められている。
言葉は、光である。たった一言が、人間の心に、希望の光を送ることもある。彼は、命を振り絞るようにして、“励ましの言葉”“称賛の言葉”“勇気の言葉”を紡ぎだし、参加者に語りかけた。
この5月24日、アメリカでは、学会の組織が、海外初の法人格として正式に認められている。
太字は 『新・人間革命』第8巻より