『新・人間革命』第3巻 仏法西環の章 P20~


山本伸一の就任以来 全国各地に次々と新しい支部が結成されていた。
支部の強化の 要諦には 『団結』がある。


組織の強さは、どこで決まるか。
それは、団結であり、幹部が呼吸をあわせていくことです。


例えば、会合で支部長が『学会活動をしっかりやって、功徳を受けていきましょう』
と指導する。


それに対して、隣にいる副支部長が
『生活を離れて信心はない。仕事を一生懸命にしよう』
と言えば、まとまる話もまとまらなくなってしまう。


これは 呼吸の合わない典型です。どの人の話も学会が指導してきたことではありますが、
これでは、指導が“対立”して混乱をきたすことになる。


これは、呼吸を合わせようとしないからです。
呼吸が合えば、同じ趣旨の発言をしても自然に言い方が違ってきます。


例えば、支部長が『教学をやりましょう』と言ったら、
『そうしましょう、そして、実践の教学ですから、題目を唱え、折伏にも
頑張っていきましょう』と言えば、聞いている人も迷うことはない。


これは、“対立”ではなくて、“補う”ことになります。


大切なのは、自分を中心に考えるのではなく、
勝利という目的に向かい、呼吸を合わせていくことです。
そこに、自分自身の見事なる成長もある。


鉄の団結こそ「躍進の年」の 勝利の要諦であると
新年初の 幹部会で語る 山本伸一であった。



太字は 『新・人間革命』第3巻より抜粋