『新・人間革命』第2巻 「先駆」の章 p7
歴史的偉業というものは、必ず苦難があり、道は険しく、時間がかかるものである。
広宣流布という未聞の絵巻も、また同じであるといってよい。
ともあれ、正法流布とは、人類の幸福という大海原を開いていくものだ。
そこには、嵐があり、うねりがあり、怒涛もつきまとうに違いない。
そこに身を投じて戦うところに、偉大なる人間革命の法理が存在する。
山本伸一は1960年5月3日 第3代会長に就任すると
恩師戸田城聖の遺言である300万世帯の達成を
4年後の7回忌までの目標として、新たなスタートを切る。
5月3日の時点で 学会の世帯数は 140万。
4年で倍以上にしようと言うのである。
「広宣流布は 急ピッチで進んでいる。
第一線の同志は 皆、新たな決意で真剣に戦っています。
それなのに、肝心の本部が惰性に陥ってしまえば、
中枢から腐っていく。怖いことです。」
伸一が一番恐れていたのは、中心となる最高幹部の意識の遅れであった。
・・・
惰性とは、気づかぬうちに陥るものだ。現状をよしとし、
「日々革新」を忘れた時から、既に惰性は始まっている。
組織は、信・行・学を 間違いなく加速させていく道である。
また、人びとが安心して伸び伸びと大樹に成長していく、大地であらねばならない。
伸一は、信心と幸福の人華を咲かせゆくために、各県に、そして、各地域に、
その大地となる組織を 整えておきたかったのである。
太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋
歴史的偉業というものは、必ず苦難があり、道は険しく、時間がかかるものである。
広宣流布という未聞の絵巻も、また同じであるといってよい。
ともあれ、正法流布とは、人類の幸福という大海原を開いていくものだ。
そこには、嵐があり、うねりがあり、怒涛もつきまとうに違いない。
そこに身を投じて戦うところに、偉大なる人間革命の法理が存在する。
山本伸一は1960年5月3日 第3代会長に就任すると
恩師戸田城聖の遺言である300万世帯の達成を
4年後の7回忌までの目標として、新たなスタートを切る。
5月3日の時点で 学会の世帯数は 140万。
4年で倍以上にしようと言うのである。
「広宣流布は 急ピッチで進んでいる。
第一線の同志は 皆、新たな決意で真剣に戦っています。
それなのに、肝心の本部が惰性に陥ってしまえば、
中枢から腐っていく。怖いことです。」
伸一が一番恐れていたのは、中心となる最高幹部の意識の遅れであった。
・・・
惰性とは、気づかぬうちに陥るものだ。現状をよしとし、
「日々革新」を忘れた時から、既に惰性は始まっている。
組織は、信・行・学を 間違いなく加速させていく道である。
また、人びとが安心して伸び伸びと大樹に成長していく、大地であらねばならない。
伸一は、信心と幸福の人華を咲かせゆくために、各県に、そして、各地域に、
その大地となる組織を 整えておきたかったのである。
太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋