『新・人間革命』第1巻「開拓者の章」 P332
ロスアンゼルスに支部が誕生した!
セントルイス、オリンピック、ファースト、ウェスト、ロングビーチ
サンディエゴの 6地区が 結成される。
支部長に任命されたイシバシ、婦人部長に任命されたクワノは
「とてもできないので、他の人にやってもらったほうが・・」
「そんな力はありません・・・」としりごみするが、伸一に指導されて
決意を新たにする。
その人事に嫉妬の炎を燃やしたのが、カズコ・エリックだった。
クワノは渡米してわずか10か月。活動で大きな成果を残したわけでもない。
エリックは米軍兵と結婚し、渡米。
嫁姑問題や 結核による入国許可延期など、
難問を すべて 信心で乗り越えてきた体験がある。
信心への情熱や 行動力は 誰もが評価していた。
人事に納得がいかないエリックに対し、山本伸一(池田大作)は
厳しい口調で言った。
「学会の組織は、あくまでも日蓮大聖人の御聖訓のままにすすみゆくための、
信心の組織です。自分が中心者にならなければいやだというのは、信心ではありません。
それでは、名聞名利です。わがままです。
仏意仏勅の団体である学会の団結を乱すことになる。
これまで、どんな戦いをし、実績をあげようが、自分の感情によって自身の
信心が破れた姿です。
また、役職につかないというのも、同じくわがままです。
謙虚さの仮面を被った怠慢であり、利己主義です。
広宣流布のためにはなんでもやろう、みんなのために奉仕しようというのが
仏道修行です。」
それを聞いても納得がいかず、悔し泣きをしていたエリックだったが、
御本尊に唱題するうちに 冷静になり、自分が 信心ではなく
名聞名利だったと気づき、素直に純真に信心を続けることを伸一に誓う。
一人の活躍や 一途な情熱は 評価したうえで、組織が発展するには
皆の調和を図り、一人一人の力を最高に生かし、組織の総合力を高めていくことが
大事な要件である。
また、リーダーには 良識や冷静さ、緻密さも求められる。・・・
組織の力というのは、人と人との組み合わせによって決まると言ってよい。
むしろ、タイプも、個性も、考え方も違う幹部が力を合わせることによって、
多種多様な人材をはぐくみ、いかなる問題にも対処できる、幅の広い
人間組織が出来上がるのである。
つまり、人の和こそが組織の強さに他ならない。
太字は 『新・人間革命』第1巻「開拓者の章」より抜粋
ロスアンゼルスに支部が誕生した!
セントルイス、オリンピック、ファースト、ウェスト、ロングビーチ
サンディエゴの 6地区が 結成される。
支部長に任命されたイシバシ、婦人部長に任命されたクワノは
「とてもできないので、他の人にやってもらったほうが・・」
「そんな力はありません・・・」としりごみするが、伸一に指導されて
決意を新たにする。
その人事に嫉妬の炎を燃やしたのが、カズコ・エリックだった。
クワノは渡米してわずか10か月。活動で大きな成果を残したわけでもない。
エリックは米軍兵と結婚し、渡米。
嫁姑問題や 結核による入国許可延期など、
難問を すべて 信心で乗り越えてきた体験がある。
信心への情熱や 行動力は 誰もが評価していた。
人事に納得がいかないエリックに対し、山本伸一(池田大作)は
厳しい口調で言った。
「学会の組織は、あくまでも日蓮大聖人の御聖訓のままにすすみゆくための、
信心の組織です。自分が中心者にならなければいやだというのは、信心ではありません。
それでは、名聞名利です。わがままです。
仏意仏勅の団体である学会の団結を乱すことになる。
これまで、どんな戦いをし、実績をあげようが、自分の感情によって自身の
信心が破れた姿です。
また、役職につかないというのも、同じくわがままです。
謙虚さの仮面を被った怠慢であり、利己主義です。
広宣流布のためにはなんでもやろう、みんなのために奉仕しようというのが
仏道修行です。」
それを聞いても納得がいかず、悔し泣きをしていたエリックだったが、
御本尊に唱題するうちに 冷静になり、自分が 信心ではなく
名聞名利だったと気づき、素直に純真に信心を続けることを伸一に誓う。
一人の活躍や 一途な情熱は 評価したうえで、組織が発展するには
皆の調和を図り、一人一人の力を最高に生かし、組織の総合力を高めていくことが
大事な要件である。
また、リーダーには 良識や冷静さ、緻密さも求められる。・・・
組織の力というのは、人と人との組み合わせによって決まると言ってよい。
むしろ、タイプも、個性も、考え方も違う幹部が力を合わせることによって、
多種多様な人材をはぐくみ、いかなる問題にも対処できる、幅の広い
人間組織が出来上がるのである。
つまり、人の和こそが組織の強さに他ならない。
太字は 『新・人間革命』第1巻「開拓者の章」より抜粋