小説 新・人間革命に学ぶ

人生の 生きる 指針 「小説 新・人間革命」を 1巻から30巻まで、読了を目指し、指針を 残す

人間の真価

『新・人間革命』第2巻 「先駆」の章 p36


幹部会で伸一は戸田城聖の仕事が暗礁に乗り上げた時、
戸田先生に世話になりながら、「戸田から離れろ」と言った二人の幹部と
「今こそ戸田先生を守り切って信心で立て」と言った
一人の幹部のその後を対比して指導した。


 
「人間の真価は、いざという時にすべて現れる。
学会が難を受け、避難と中傷の集中砲火を浴びたときに、
いかに行動するかが、いっさいの分かれ目です。

難こそ自身の成長のチャンスであり、大飛躍の時です。
ゆえに、ひとたび難があったならば、それを喜びとし、
また、誇りとして、敢然と戦う師子王の如き皆さんであっていただきたい。」

伸一が、敢えて難に触れたのは、学会の未来に競い起こるであろう法難を、
ひしひしと感じていたからである。


・・・その時に一人たりとも脱落させてはならないとの、強い願いを込めての
指導であった。
しかし、単なる彼の追憶談として、話を聞いていた人もあった。


「では、いざという時に頑張れば、普段はどうでもよいかというと、
そうではありません。常日頃からいい加減な信心の人が、大変な時に
戦えるわけがありません。


大切なのは 今です。
永遠といっても、一瞬一瞬の連続です。
今、戦わずして いったい何年後に戦おうと言うのですか。


ゆえに、この一瞬を、そして、今日という一日を、最善を尽くして戦い、
悔いなき人生の、1ページ1ページを開いていってください。」


第三代の 会長就任から、わずか2か月間のうちに、
山本伸一の行動は、ほぼ日本全国に及んだ。


太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋


後継の人

『新・人間革命』第2巻 「先駆」の章 


先駆けの勇者によって突破口ができれば、流れは開かれる


“後継”と “後続”とは異なる。


後方の安全地帯に身を置き、開拓の労苦も知らず、
ただ、後に続く “後続の人” に、 “後継” の責任を果たすことなど、
できようはずがない。

 “後継の人” とは、勝利の旗を打ち立てる
 “先駆の人” でなければならない。




太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋


リーダーの心得 “なんのため”を忘れるな

『新・人間革命』第2巻 「先駆」の章 p22


300万世帯の達成といっても どこまでも、友の救済にある。


人間は”意味に生きる動物である”。
人は“なんのため”かが明らかにならなければ、
本気になって力を注ぎこむことはできない。


それは、広宣流布の活動においても同じである。


皆が、なんのための運動か、なぜ、今、それを行うのかを、
よく納得 理解するならば、自主的に行動を開始していくものだ。


そして、そこから、さまざまな創意工夫も生まれていく。
それが“現場の知恵”である。

知恵は知識を動かす力である。



いかなる運動も、絶えず、“なんのため”かという根本目的に
立ち返ることがなければ、知らず知らずのうちに、
手段や方法が独り歩きし、本来の目的から外れてしまうものだ。


また、皆が、意義、目的を心の底から納得していないにもかかわらず、
目標の数や方法ばかりが強調されれば、
押し付けられているような思いをいだくにちがいない。


すると、皆の活動に取り組む姿勢は受け身になる。
受け身の行動には歓喜も躍動もなくなる。
それでは、いかに高邁な運動もやがては 行き詰ってしまうにちがいない。


意義、目的の理解と合意ができたならば、目標の設定である。


目標は、組織としても、個人としても、より具体的でなければならない。
目標があれば、張り合いも出るし、達成できた時の喜びも大きいものだ。


そのうえで、いかにしてそれを達成するかという、方法の検討が大切になってくる。


山本伸一は、まず、300万世帯達成の根本目的を再確認することから語り始めた。
そして、その達成の道は、座談会の充実にあることを訴えていった。


闇の彼方に暁の光が走り、朝の到来を告げるように、
広宣流布の運動にも、先駆けの光がなくてはならない。


伸一は 全国各地のなかで、関西の同志に、学会の先駆けとしての
見事な活動を期待していた。



太字は 『新・人間革命』第2巻より抜粋


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